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営業目標とは?立て方......

営業目標とは?立て方や具体例について徹底解説!種類や設定のコツについても紹介

公開日:

2025/6/12

更新日:

2025/11/13

営業目標とは?立て方や具体例について徹底解説!種類や設定のコツについても紹介

営業活動において成果を上げるためには、明確な営業目標の設定が欠かせません。目標が曖昧な状態では、チームのモチベーションが下がりやすく、効果的な営業活動も実現できません。

そこで本記事では、営業目標の種類や設定方法、具体例をわかりやすく紹介します。営業組織全体の成果向上を目指す方にとって、実践的に活用できる内容を幅広くまとめています。

アカマネリスト

営業目標とは

営業目標とは

営業目標とは、営業活動における達成すべき数値目標のことです。売上や受注件数といった定量的な目標だけでなく、アポイント獲得数や顧客満足度の向上など、定性的な要素も含まれるのが特徴です。営業チーム全体の方針を定めるうえで重要な役割を果たし、目標設定が明確であればあるほど、進捗の把握や改善施策の実行も容易になります。

また、営業目標は単なる数値ではなく、経営戦略やマーケティング施策とも密接に関わっており、組織全体の方向性と整合性を保つ役割も担います。正しく設計された営業目標は、チームの団結を促し、業績向上にも大きく貢献します。

営業目標を立てることが重要な理由

営業目標を立てることは、営業活動の方向性を明確にするうえで非常に重要です。目標があることで、日々の営業活動における判断基準が明確になり、迷いのない行動につながります。

また、目標はモチベーションを維持・向上させるための重要な要素です。特にチーム単位で活動を行う営業部門では、共通の目標を持つことで、団結力が強まりやすくなります。目標設定は、計画的に成果を出すための第一歩といえるでしょう。

営業目標の立て方・決め方は3種類ある

営業目標の立て方には主に以下の3つの方法があります。それぞれに特徴があり、企業や営業チームの性質によって最適なアプローチが異なります。

方法

特徴

向いているケース

SMARTの法則

具体性・測定可能性・達成可能性などの基準に基づく

計画的に営業活動を行いたい場合

ベーシック法

売上や件数など、定量的目標をシンプルに設定する

営業管理が未整備な中小企業や初心者向け

三点セット法

売上・行動・意識の3点で目標を設計する

チーム全体でバランス良く成果を出したい場合

これらの手法を理解することで、自社やチームに適した営業目標を効果的に設定できます。

SMARTの法則

SMARTの法則とは、営業目標を設定する際に活用される5つの基準のことです。具体的(Specific)、測定可能(Measurable)、達成可能(Achievable)、現実的(Realistic)、期限付き(Time-bound)という要素から構成されています。

このフレームワークに従って営業目標を設計することで、曖昧な目標を排除し、実行可能で成果につながる計画を立てやすくなります。計画的にPDCAを回したい企業にとって非常に有効な手法です。

ベーシック法

ベーシック法は、売上金額や受注件数、アポ数などの定量的な数値に基づいて営業目標を設定するシンプルな手法です。「月間新規受注○件」や「売上○万円」など、誰でも理解しやすいのが特徴です。

営業活動の初期段階や、複雑な分析が難しい環境でも活用しやすいため、スタートアップ企業や中小企業に向いています。現場が即実行に移せる点でもメリットがあります。

三点セット法

三点セット法は、「売上」「行動」「意識」の3つの観点から営業目標を設定する手法です。「今月は新規契約3件(売上)、毎日5件の架電(行動)、積極的に顧客課題をヒアリングする(意識)」といった具合に、数値と行動、心構えをバランス良く目標に組み込むことができます。

目標が具体的な行動に直結するため、チームメンバーの意識統一や実行力向上にもつながります。

営業目標の立て方・決め方:SMARTの法則

営業目標の立て方・決め方:SMARTの法則

営業目標の立て方として、最も代表的な手法が「SMARTの法則」です。この法則に沿って営業目標を設計することで、実行に移しやすく、進捗管理もしやすくなります。

SMARTの法則は以下の5つの観点から目標を設定します。

  • Specific(具体的に設定する)

  • Measurable(測定可能にする)

  • Achievable(達成可能なものにする)

  • Relevant(関連性のあるものにする)

  • Time-bound(期限を設定する)

まず「Specific(具体的)」では、目標の曖昧さを排除します。「売上を伸ばす」ではなく、「来月までに既存顧客への追加提案で50万円の売上を達成する」といったように、営業活動の内容と成果を明確に表現することが重要です。

次に「Measurable(測定可能)」では、成果を数字で追えるようにします。営業活動は定量的な評価が可能な領域であるため、「アポイント数」「成約数」「売上額」などの数値を目標に設定することが基本です。

「Achievable(達成可能)」は現実的な目標設定を意識する要素です。高すぎる目標はモチベーションを損ない、低すぎる目標は成長機会を失う原因になります。過去の実績や市場状況をもとに、適切な難易度を見極めることが求められます。

「Relevant(関連性)」では、個人の目標がチームや会社の方針と合致していることが求められます。「新規開拓の強化」が部門目標であれば、個人の営業目標も「新規顧客への訪問数」や「商談化件数」に関連づけるべきです。

最後に「Time-bound(期限)」です。目標には必ず期限を設け、いつまでに何を達成するのかを明示します。期限が設定されていることで、日々の営業行動にもリズムが生まれ、計画的な進捗管理が可能になります。

SMARTの法則は、営業目標の立て方として非常に実践的かつ汎用性の高いフレームワークであり、個人営業だけでなくチームや部署単位でも広く活用されています。

営業目標の立て方・決め方:ベーシック法

営業目標の立て方・決め方:ベーシック法

営業現場でよく活用されている手法の一つが「ベーシック法」と呼ばれるシンプルな目標設定の方法です。この手法では、営業活動における基本的な3つの指標、「売上」「件数」「行動量」に着目し、営業目標を段階的に設定していきます。複雑なフレームワークを用いず、実務ベースで設定しやすい点が特徴です。

まず、「売上目標」は最終的に到達すべき成果を表すものであり、営業組織のKGI(最終目標)として位置付けられます。たとえば「四半期で1,000万円の新規売上を達成する」といった数値が該当します。

次に、「件数目標」は売上を構成する要素として、契約件数や商談数などに分解します。平均単価が50万円であれば、「20件の成約」が必要になります。これにより、売上をより現実的な単位に落とし込むことが可能となります。

さらに、「行動量目標」では、具体的な営業行動に焦点を当てます。「1日10件のテレアポ」「週3件の訪問提案」など、アクションベースで数値化し、営業活動そのものを管理します。

ベーシック法の大きな強みは、営業未経験者や若手メンバーでもすぐに活用できるシンプルさにあります。営業活動のPDCAサイクルを回すうえで基礎となる考え方であり、営業マネージャーが部下に目標設定の意識を植え付ける第一歩としても有効です。

また、この方法はツールとの親和性も高く、SFA(営業支援ツール)やCRMに数値目標を組み込む際にも使いやすい形式となっています。

シンプルで実践的な営業目標の立て方を探している場合、ベーシック法は最適な選択肢の一つです。

営業目標の立て方・決め方:三点セット法

営業目標の立て方・決め方:三点セット法

「三点セット法」とは、営業目標を3つの観点から設定することで、バランスの取れた営業戦略を構築する手法です。この方法では「定量目標」「定性目標」「行動目標」の3要素を柱として、それぞれに具体的な数値や内容を設定していきます。単なる数値目標にとどまらず、営業プロセス全体を包括的に管理できる点が特長です。

まず、「定量目標」は営業の成果を数字で示すもので、売上や成約件数、粗利などが該当します。「月間売上800万円」や「四半期で30件の新規契約」などが、定量的な成果指標になります。

次に、「定性目標」は営業としての質的な成長を促す指標です。「提案資料の完成度を上げる」「クロージングトークの精度を高める」「顧客ニーズの深掘りを徹底する」といった内容が含まれます。これにより、営業活動の“質”に焦点を当てることができます。

最後に「行動目標」では、営業活動を推進するための具体的な行動数を設定します。「1日5件のテレアポ」「週1回の商談ロールプレイ」など、営業スキルやKPIに直結する行動項目を明文化します。

三点セット法は、短期的な売上の達成と同時に、営業担当者の中長期的な成長にも寄与する構造を持っています。特に、育成を重視する営業マネージャーや組織風土の定着を図る中堅企業において、有効に機能する目標設計手法といえます。

この三要素は互いに補完関係にあり、いずれか一つに偏ると営業活動がバランスを欠いてしまいます。定量・定性・行動の3つをバランス良く設計することで、営業活動の継続的な改善が可能になります。

アカマネリスト

営業目標を立てるときに注意すべきこと

営業目標を効果的に機能させるには、単に数値を設定するだけでは不十分です。会社の状況やリソース、営業メンバーのスキルレベルなどを踏まえたうえで、無理のない目標設計が求められます。

また、目標は「設定して終わり」ではなく、達成に向けた行動管理と定期的な見直しが必要です。ここでは、下記の営業目標を立てるうえで注意すべき3つのポイントを紹介します。

  • 会社の現状を考慮して設定する

  • 行動ベースで目標を設定する

  • 常に目標に対する進捗を管理をする

会社の現状を考慮して設定する

営業目標を設計する際は、まず自社の置かれている状況を正確に把握することが重要です。

新規事業の立ち上げ直後や市場環境が大きく変化しているタイミングでは、過去の実績をそのまま参考にしても適切な目標にはなりません。

また、営業人員の構成やリソースの充足度によっても、到達可能な目標値は変わってきます。経営方針や部署ごとの重点施策と整合性が取れているかも確認しましょう。

現実に即した目標であれば、チーム全体の納得感が高まり、日々の行動にも落とし込みやすくなります。

行動ベースで目標を設定する

営業目標は売上や成約数といった「成果」のみで設定されがちですが、実際には「どんな行動をすれば達成に近づくのか」を明確にすることが欠かせません。

成約率が20%であれば、5件の成約には25件の商談が必要です。その商談を得るためには何件のアプローチが必要か、といった逆算思考で「行動目標」を設定することで、目標達成に向けた日々の動きが可視化されます。

また、行動は自身の努力でコントロール可能なため、目標が他責になりにくく、改善もしやすくなります。成果だけでなく、行動に注目する視点は、営業チームの生産性向上にもつながります。

常に目標に対する進捗を管理をする

営業目標を立てた後は、達成状況を継続的にモニタリングすることが欠かせません。

目標と実績の乖離が大きくなるほど、修正が難しくなり、結果として未達に終わるリスクが高まります。そのため、週次や月次で定期的に進捗を確認し、必要に応じてアプローチ方法や行動量を見直す体制を整えましょう。

SFAやCRMといったツールを活用すれば、個人だけでなくチーム全体の進捗を可視化でき、マネージャーによる早期のフォローアップも可能になります。目標の達成を「運任せ」にしないためには、こうした地道な進捗管理が鍵を握ります。

営業目標の具体例を紹介

営業目標を効果的に機能させるには、自社の業種や営業スタイルに合った内容で設定することが重要です。ここでは、実際の営業現場で活用できる目標の具体例をいくつか紹介します。

1. 新規開拓営業の場合:
「月に20件の新規商談を獲得する」「週に50件の電話アプローチを実施する」など、行動ベースと成果ベースの目標を併用することで、営業活動のボトルネックを可視化できます。

2. ルート営業(既存顧客営業)の場合:
「既存顧客のリピート率を90%に維持する」「顧客満足度アンケートで平均4.5点以上を獲得する」といった、関係性の深化やサービス品質に関する目標が適しています。

3. インサイドセールスの場合:
「月に80件の有効リードを創出」「リードナーチャリングによる成約率を5%改善」など、マーケティングとの連携を意識した数値が効果的です。

こうした具体的な営業目標は、チーム全体にとって達成すべきゴールが明確になり、日々の行動に落とし込みやすくなります。また、目標が適切に設定されていれば、成果分析や改善施策の策定にも役立ちます。

営業目標についてよくある質問

営業目標に関しては、営業経験の有無にかかわらず多くの疑問を抱く方がいます。ここでは、営業目標に関する代表的な質問を取り上げ、実務に役立つ視点から回答します。新任の担当者からマネージャー層まで、幅広く活用できる内容です。

営業の目標とは何ですか?

営業の目標とは、売上や商談件数、顧客満足度など、営業活動の成果を具体的な数値や行動指標で示したものです。企業として達成すべき全体戦略を、営業部門単位に落とし込むことで、個人やチームの行動が明確になります。

「月間売上1,000万円の達成」や「新規商談10件の創出」など、業種や営業の役割に応じて多様な目標設定が可能です。

目標はただ掲げるだけでなく、達成可能かつ意味のある内容にすることが重要です。

営業の目標設定の例文は?

営業の目標設定では、数値的な成果と行動の両面を明確にすることが求められます。以下はその例です。

  • 「今月中に新規商談を20件獲得し、そのうち5件を受注につなげる」

  • 「既存顧客へのフォローアップを週1回以上実施し、リピート率を10%向上させる」

  • 「四半期ごとに主要顧客5社へアップセルの提案を行い、平均単価を15%引き上げる」

このように、対象や達成期限、成果内容を具体的に記述することで、実行可能性が高まります。

営業の新人としての目標例は?

営業の新人に求められる目標は、まず営業の基礎を身につけ、日々の行動を習慣化することに重点を置く必要があります。例としては以下のような内容が考えられます。

  • 「1日20件のテレアポを行い、週5件の商談アポイントを獲得する」

  • 「製品知識を深めるため、週に3時間の自習を継続する」

  • 「上司や先輩とのロールプレイングを週2回実施し、提案スキルを向上させる」

新人の場合、成果よりも過程を重視し、成功体験を積み上げることが成長につながります。

営業の定量目標の例は?

定量目標とは、営業活動を具体的な数値で管理するための目標設定手法です。営業部門においては、以下のような定量目標が一般的です。

  • 「月間売上1,200万円を達成する」

  • 「週に30件の新規顧客へアプローチを行う」

  • 「月間契約件数を15件に増加させる」

  • 「商談から成約までのコンバージョン率を20%に改善する」

これらの目標は、営業のパフォーマンスを客観的に把握し、改善につなげる指標として重要です。特にチームや部署全体で目標を共有することで、一体感のある営業活動が実現できます。

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この記事をかいた人

八並 嶺一

エンタープライズセールスの専門家。株式会社エージェントにて、大手企業との取引量を増やし、事業拡大を牽引。その実績を背景にCHRO、COOを歴任し、組織・事業の両面から経営をリード。2020年の株式上場を経験する。2022年、インキュベーター株式会社を創業。自身が現場と経営の両軸で培ってきた「大企業営業」の知見を再現可能な仕組みに昇華すべく、2025年にエンタープライズセールス特化型サービス「アカマネ」をリリース。アカマネを通じて属人化しがちなエンタープライズセールスを、再現性ある営業基盤へと変革する支援に取り組んでいる。

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