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営業効率の計算方法を解説!生産性を上げるための方法についても紹介

公開日:

2025/9/7

更新日:

2025/12/6

営業効率の計算方法を解説!生産性を上げるための方法についても紹介

営業活動において成果を上げるためには、単に行動量を増やすだけではなく、効率的な取り組みが重要です。特に限られた時間や人員のなかで最大の成果を出すには、「営業効率(生産性)」を意識した営業戦略が欠かせません。営業効率の高い組織では、商談数や成約率が向上するだけでなく、従業員の負担軽減にもつながります。

この記事では、営業効率の意味や計算方法、そして生産性を向上させるための実践的なアプローチを詳しく解説します。

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営業効率(生産性)とは

営業効率(生産性)とは、営業活動における投入資源(時間、費用、人員など)に対して、どれだけの成果(売上、利益、成約件数など)を上げることができたかを測る指標です。「一定の時間・人員・コスト」でどれだけ商談を創出し、成約に結びつけたかという観点で評価されます。

営業効率を可視化することで、ボトルネックの把握や業務改善の優先順位付けが可能になります。営業担当者ごとの成果差を分析することで、教育や支援が必要なポイントが明確になります。

また、営業効率が高まることで、限られた人材でより多くの成果を得られるため、企業全体の競争力強化にも直結します。

営業効率(生産性)の計算方法

営業効率(生産性)の計算方法

営業効率(生産性)を正確に把握するには、数値に基づいた明確な計算が必要です。

営業効率の基本的な計算式は、「営業利益 ÷ 営業費用」です。営業活動における営業利益とは、売上金額や成約件数などを指し、営業費用には営業にかけた時間、人員数、人件費、訪問件数などが含まれます。

たとえば、1人の営業担当者が月に200時間働き、100万円の売上を上げた場合、「100万円 ÷ 200時間」で営業効率は5,000円/時間と算出できます。

このように営業効率を定量化することで、営業プロセスの改善余地を可視化できます。また、チーム単位での比較や、過去との推移を測定することも可能です。

さらに詳細に分析する場合は、「案件あたりの営業時間」や「成約までに必要な営業接触回数」などの指標も有効です。SFA(営業支援システム)を導入すれば、こうした数値を自動で記録・集計できるため、営業のムダを発見しやすくなります。

なお、営業効率は単に数式だけで評価するものではありません。営業活動の質や、顧客満足度の維持も重要な指標です。数値の裏にあるプロセスを分析することで、より本質的な改善に結びつきます。

したがって、営業効率の計算は単なる業務評価ではなく、戦略的な営業改善に向けた第一歩といえます。

営業効率(生産性)が重要な理由

営業効率の向上は、限られたリソースで最大限の成果を上げるために不可欠です。特に日本のビジネス環境では、少子高齢化による労働人口の減少や、多様な働き方への移行が進んでおり、一人ひとりの営業担当者がより高い生産性を発揮することが企業の成長と存続を左右します。これにより、企業は競争力を維持し、持続的な成長を実現できます。

ここでは、営業効率が重要な理由を2つ紹介します。

  • 労働人口の減少及び人手不足

  • 働き方の変化

労働人口の減少及び人手不足

日本の労働人口は、少子高齢化の進行に伴い、減少の一途をたどっています。

厚生労働省の「労働力調査」によると、日本の生産年齢人口(15~64歳)はピーク時である1995年の約8,700万人から、2020年には約7,500万人へと大幅に減少しました。

この傾向は今後も続くと予測されており、国立社会保障・人口問題研究所の「日本の将来推計人口」によると、2060年には4,400万人台まで減少する見込みです。この深刻な人手不足は、特に営業職において顕著であり、新規採用が困難な企業が増加しています。

人手不足が進む状況下では、「営業担当者の数を増やす」という従来の成長戦略はもはや成り立ちません。限られた人員で成果を最大化するためには、無駄な業務を削減し、コア業務である顧客との関係構築や商談に集中できるような環境を整えることが求められます。

SFA(営業支援システム)やMA(マーケティングオートメーション)などのデジタルツールを導入し、営業プロセスの自動化・効率化を図ることが不可欠となります。これにより、一人の営業担当者がより多くの顧客に対応できるようになり、売上を維持・拡大することが可能になります。

働き方の変化

近年、日本の働き方は「残業ありき」の長時間労働から、ワークライフバランスを重視する方向へと大きく変化しています。この変化は、政府が推進する「働き方改革」とも連動しており、企業には労働時間の適正化や柔軟な働き方の導入が強く求められています。

特に、リモートワークや時短勤務といった多様な働き方が普及する中で、営業活動も従来の対面営業一辺倒から、オンライン商談や非対面での顧客コミュニケーションへとシフトしています。

このような環境下では、単に長時間働くことではなく、いかに効率よく働くかが個人の評価や企業の成果を左右します。営業担当者が移動時間や内勤事務作業に費やしていた時間を削減し、顧客との質の高いコミュニケーションに充てることができれば、成約率の向上につながります。

また、効率的な働き方は、従業員のエンゲージメント向上や離職率の低下にも貢献します。実際に、パーソル総合研究所の調査(2023年)によると、「働きがいを感じる要因」として「生産性の高い働き方」が上位に挙げられており、効率的な働き方が従業員の満足度を高めることが示唆されています。

営業効率を向上させることは、優秀な人材の確保と定着を図る上でも極めて重要な経営課題となっています。

営業効率(生産性)を改善する方法

営業効率(生産性)を改善する方法

営業の生産性を向上させるには、単に担当者の努力に頼るだけでなく、組織全体で根本的な課題を解決していくことが重要です。具体的な改善策を実行することで、属人化をなくし、誰でも高い成果を出せる強い営業組織を構築できます。

ここからは、営業効率を改善する方法を5つ具体的に解説していきます。

  • 生産性の低い業務を効率化する

  • 営業プロセスの見直しをする

  • 目標とゴールを適切に設定する

  • 成果にあった報酬管理を行う

  • SFAなどのITツールの導入

生産性の低い業務を効率化する

多くの営業担当者は、営業活動そのものよりも、日報作成、会議資料の準備、請求書や見積書の作成といった事務作業に多くの時間を費やしています。このような生産性の低い業務を効率化することが、営業効率改善の第一歩です。

具体的には、定型的な事務作業を自動化したり、テンプレートを活用して作業時間を短縮したりすることが有効です。また、内勤スタッフや専門部署に一部の業務を移管することで、営業担当者はコア業務である商談準備や顧客フォローに集中できるようになります。

無駄な時間を徹底的に見直し、削減することで、営業担当者一人ひとりのパフォーマンスを最大化できます。

営業プロセスの見直しをする

営業活動を属人化させず、組織全体で高い成果を出すためには、営業手法の可視化と標準化が不可欠です。トップパフォーマーの営業担当者がどのような手法で顧客と関係を築き、成約に至っているのかを詳細に分析し、その成功パターンをチーム全体で共有します。

この手法を段階的に定義し、各フェーズでやるべきことや目標を明確にすることで、担当者ごとのバラつきを抑え、チーム全体のパフォーマンスを底上げできます。

また、定期的に手法を見直し、改善を繰り返すことで、市場の変化や顧客ニーズに柔軟に対応できる強い営業組織を構築できます。

目標とゴールを適切に設定する

営業の生産性を高めるためには、単に売上目標を追うだけでなく、その手法における具体的な目標(KPI)を適切に設定することが重要です。例えば、「新規顧客とのアポイント獲得数」や「商談件数」「成約率」といったKPIを各担当者が明確に把握し、その達成度を追うことで、売上という最終的なゴールに向かうための行動が具体化されます。

これにより、担当者は日々やるべきことが明確になり、無駄な行動が減り、効率的に業務を進められます。

また、目標設定は単なるノルマではなく、個人の成長を促すためのものであるべきです。担当者と上司が協力して現実的かつ挑戦的な目標を設定し、達成に向けた具体的なサポートを行うことで、組織全体のパフォーマンス向上につながります。

成果にあった報酬管理を行う

営業担当者のモチベーションは、生産性に直結する重要な要素です。適切な報酬体系を構築することは、担当者の努力を正当に評価し、さらなる成果へと導く上で不可欠です。

報酬体系は、基本給だけでなく、個人の売上達成率やチームへの貢献度などを評価するインセンティブ、報奨金制度などを組み合わせることが効果的です。これにより、担当者は自身の努力が直接的な報酬につながることを実感でき、高いモチベーションを維持できます。

また、報酬体系を透明化し、誰もが評価基準を理解できるようにすることで、不公平感をなくし、健全な競争を促すことができます。成果を出した担当者が正当に報われる仕組みを整えることで、組織全体の生産性向上につながります。

SFAなどのITツールの導入

営業効率を抜本的に改善するためには、SFA(Sales Force Automation)やCRM(Customer Relationship Management)といったITツールの導入が非常に有効です。

これらのツールは、顧客情報や商談の進捗状況、営業活動の履歴などを一元管理し、チーム全体でリアルタイムに共有することを可能にします。これにより、情報が属人化するのを防ぎ、担当者が代わってもスムーズな引き継ぎが可能になります。

SFAの活用により、日報作成や予実管理といった事務作業が自動化・簡素化され、営業担当者は本来の業務である顧客とのコミュニケーションに集中できるようになります。また、蓄積されたデータを分析することで、成功パターンの特定や今後の営業戦略の立案にも役立てることができます。

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営業効率(生産性)が低い場合に起こるデメリット

営業効率の低さは、企業の競争力を著しく低下させ、持続的な成長を阻害する深刻な問題です。単に売上が伸び悩むだけでなく、組織全体に悪影響を及ぼし、様々なデメリットを引き起こします。

ここでは営業効率が低い場合に起こるデメリットを3つ紹介します。

  • 利益が最大化できなくなる

  • 従業員の疲労が大きくなる

  • 営業利益率が低下する

利益が最大化できなくなる

営業効率が低いと、一人の営業担当者が生み出せる利益に限界が生じます。

限られた時間とリソースの中で、無駄な作業や非効率なフローに時間を費やすことになり、本来は獲得できたはずの商談機会を逃したり、顧客満足度を高めるための十分なフォローアップができなくなったりします。その結果、売上を増やすためには、より多くの人員を雇用するか、担当者一人あたりの労働時間を増やすしかなくなります。

しかし、これらは人件費増や離職率の上昇を招き、結果としてコストが増加し、利益を最大化できません。効率的な営業活動は、同じ人員と時間でより多くの成果を生み出し、企業の利益を直接的に向上させるための基盤です。

従業員の疲労が大きくなる

非効率な営業活動は、担当者に過度な負担をかけ、心身の疲労を増大させます。成果を出すために長時間労働を強いられたり、非効率な事務作業に追われたりすることで、仕事へのモチベーションが低下し、バーンアウト(燃え尽き症候群)を引き起こすリスクが高まります。

また、非効率な状態が続くと、自身の努力が成果に結びついている実感を得にくくなり、仕事への満足度が低下します。このような状況は、従業員のエンゲージメントを損ない、離職率の上昇につながります。

優秀な人材が定着しない組織は、ノウハウが蓄積されず、さらに効率が下がるという悪循環に陥る可能性があります。

営業利益率が低下する

営業効率が低い状態は、直接的に企業の営業利益率を悪化させます。

営業活動にかかるコスト(人件費、交通費、接待交際費など)に対して、得られる売上が伸び悩むため、相対的に利益率が低下します。例えば、一人の営業担当者が100万円のコストをかけて150万円の売上を上げた場合と、効率を改善して同じコストで200万円の売上を上げた場合では、営業利益率に大きな差が生まれます。

非効率な営業は、無駄な経費を増やし、必要な売上を確保するために追加のコストを投じざるを得ない状況を生み出します。その結果、企業の収益構造が不安定になり、新規事業への投資や研究開発への予算を削るなど、将来的な成長に向けた施策が困難になります。

営業効率(生産性)についてよくある質問

営業の生産性向上に取り組む中で、多くの企業や営業担当者から寄せられる一般的な疑問について解説します。これらの質問への理解を深めることで、より効果的な改善策を立てられるようになります。

営業効率の計算式は?

営業効率を測るための一般的な計算式は、「営業効率 = 営業利益 ÷ 営業費用」 です。この計算式は、営業活動にかかったコスト(人件費、交通費、販促費など)に対して、どれだけの営業利益を生み出したかを示します。この数値が高いほど、営業活動が効率的に行われていることを意味します。

また、別の指標として、「一人あたりの売上高」「一人あたりの粗利」 を用いることもあります。これは、従業員一人ひとりがどれだけの成果を出しているかを測るシンプルな指標です。

効率の計算式は?

一般的なビジネスにおける効率の計算式は、「効率 = 成果 ÷ 投入リソース」 です。この式は、特定の目標を達成するために使われたリソース(時間、費用、人員など)に対して、どれだけの成果(売上、利益、生産量など)が得られたかを示します。

営業に当てはめると、先述の「営業効率」の計算式もこの考え方に基づいています。効率を向上させるには、成果を増やすか、投入リソースを減らすかのどちらか、または両方を実現する必要があります。

営業効率とは何ですか?

営業効率とは、営業活動における投入リソースに対して、どれだけの成果が得られたかを示す指標です。簡単に言えば、「いかに少ない労力やコストで、最大の売上や利益を生み出せたか」を測るものです。

営業効率が高い状態とは、無駄な業務や時間が少なく、個々の営業担当者が本来の営業活動に集中できていることを意味します。逆に効率が低い場合は、多くの時間や費用をかけているにもかかわらず、期待する成果が得られていない状態を指します。

営業の進捗率の計算方法は?

営業の進捗率は、「目標に対する達成状況」 を把握するための重要な指標です。一般的な計算式は、「進捗率 = (現在の売上・件数など) ÷ (目標売上・件数など) × 100」 です。

例えば、月間の売上目標が100万円で、現在までに80万円の売上を達成している場合、進捗率は80%となります。この進捗率は、個人やチームの目標達成状況をリアルタイムで把握し、必要に応じて戦略を修正するために活用されます。これにより、目標達成に向けた具体的なアクションを明確にできます。

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この記事をかいた人

八並 嶺一

エンタープライズセールスの専門家。株式会社エージェントにて、大手企業との取引量を増やし、事業拡大を牽引。その実績を背景にCHRO、COOを歴任し、組織・事業の両面から経営をリード。2020年の株式上場を経験する。2022年、インキュベーター株式会社を創業。自身が現場と経営の両軸で培ってきた「大企業営業」の知見を再現可能な仕組みに昇華すべく、2025年にエンタープライズセールス特化型サービス「アカマネ」をリリース。アカマネを通じて属人化しがちなエンタープライズセールスを、再現性ある営業基盤へと変革する支援に取り組んでいる。

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