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成約率を上げる方法10選!平均や営業テクニック、メリットについても解説

公開日:

2025/7/3

更新日:

2025/11/13

成約率を上げる方法10選!平均や営業テクニック、メリットについても解説

営業活動において「成約率を上げる方法」を把握することは、売上の最大化やリソースの最適化に直結する重要なテーマです。特にBtoC領域では、成約率の改善が顧客満足度やリピート率の向上にも影響するため、体系的な対策が求められます。

この記事では、営業プロセスの見直しやテクニックの活用、業界別の平均など、実践的な情報を盛り込んで解説します。成約率の現状に悩んでいる担当者や、成果をさらに高めたい営業責任者の方はぜひ参考にしてください。

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成約率とは

成約率とは

成約率とは、営業活動において、商談した案件のうち、実際に契約や受注につながった案件の割合を示す指標です。数式で表すと以下の式でで算出されます。

【 成約数 ÷ 商談数 × 100(%) 

営業活動の効果を定量的に把握する手段として用いられ、成果の可視化や改善施策の立案に活用されています。たとえば、100件の商談のうち10件が契約に結びつけば、成約率は10%ということになります。

BtoCでもBtoBでも、この数値が高いほど営業効率が良いと判断され、営業パーソンの成果評価にも直結します。また、リード獲得からクロージングに至るまでのフロー全体を見直す際の基準としても成約率は活用されます。

成約率を向上させるメリット

成約率を向上させることには、営業部門だけでなく企業全体にとって多くのメリットがあります。

まず、限られた商談数やリソースから高い成果を得られるようになるため、営業効率の大幅な改善につながります。同じ営業件数でも成約数が増えることで、労力と時間のコストパフォーマンスが向上します。

また、売上の安定化と予測の正確性向上にも寄与します。成約率が高い状態を維持できれば、受注の再現性が高まり、売上目標の達成が計画的に行えるようになります。さらに、営業担当者の自信やモチベーションの向上にもつながるため、離職率の低下や組織力の強化にも好影響を及ぼします。

営業活動の質が高まり、結果として顧客満足度も上がるため、リピートや紹介の機会も増加し、企業のブランド力強化にもつながる点が大きなメリットです。

営業成約率を高める方法10選

営業成約率を上げる方法を実践することにより、売上や受注件数を安定して伸ばせるようになります。営業活動の精度を高めるためには、属人的な対応を減らし、再現性の高いプロセスを構築することが重要です。

営業プロセスの可視化やスキルの向上、チーム内の連携強化など、営業現場で即実行できる具体的な対策を講じることで、成約率を着実に高めることができます。ここでは、営業現場で効果が出やすい成約率を上げる方法を下記の10項目に分けて紹介します。

  • 営業プロセスを可視化する

  • 顧客のニーズを把握する

  • 自社サービスに関する知識を向上する

  • 競合サービスに関する知識を向上する

  • 目標を細分化する

  • コミュニケーションスキルを向上する

  • トークスクリプトを見直す

  • 営業チーム内の連携を見直す

  • 商談のキャンセル率を減らす

  • 顧客のニーズ別に商談担当者を割り当てる

営業プロセスを可視化する

営業成約率を上げる方法として、まず重要なのが営業プロセスの可視化です。各営業担当者がどの段階でつまずいているのかを把握できれば、改善すべきポイントを明確にできます。

商談の初期接触からクロージングまでのプロセスを分解し、数値で管理することで、成功パターンやボトルネックの傾向が見えてきます。

SFA(営業支援ツール)やCRMを活用し、進捗や案件状況をチーム全体で共有することも、営業の再現性と成約率の向上に直結します。

顧客のニーズを把握する

顧客の真のニーズを把握することは、成約率を上げる方法として非常に効果的です。表面的な要望ではなく、課題の背景や目的に目を向けることが営業成功の鍵を握ります。

ヒアリングの質を高めるためには、事前準備や業界動向の理解も欠かせません。顧客がどのような成果を求めているかを具体的に聞き出すことで、提案内容の納得度が高まり、成約率が向上します。

営業現場では、質問力と傾聴力を磨くことがニーズ把握の精度向上につながります。

自社サービスに関する知識を向上する

営業担当者が自社サービスに関する知識を深く持つことは、成約率を上げる方法として基本かつ重要です。サービスの特長や導入事例、対応可能な課題を正確に説明できることで、顧客からの信頼を得やすくなります。
また、顧客の業界や規模に応じた最適な使い方や導入効果を提案するには、知識の幅と深さが求められます。営業教育や定期的な社内勉強会の実施により、営業担当者の知識レベルを底上げすることが必要です。

競合サービスに関する知識を向上する

競合サービスに関する知識を持つことも、営業成約率を上げる方法のひとつです。競合との違いや自社の優位性を明確に伝えるには、競合製品の価格、機能、実績などの情報を正確に理解しておく必要があります。

顧客が比較検討しているサービスと自社の立ち位置を意識した提案ができれば、信頼性と説得力が増します。

定期的な競合分析の共有や、営業資料に競合比較表を取り入れることも有効な取り組みとなります。

目標を細分化する

営業目標を細分化することは、成約率を上げる方法の一つです。「月に〇件成約する」といった大まかな目標だけでは、日々の行動が曖昧になりがちです。

商談件数、アポイント数、提案数などに分解し、行動ベースのKPIを設定することで、成果に直結する営業活動が明確になります。

また、進捗管理がしやすくなり、達成感を小刻みに得られることで営業担当者のモチベーション維持にもつながります。

コミュニケーションスキルを向上する

営業担当者のコミュニケーションスキル向上も、成約率を上げる方法として非常に有効です。単なる説明ではなく、相手の感情や反応に応じた柔軟な対話ができることで、信頼関係の構築がスムーズになります。

特に初対面の印象やヒアリングの場面では、相手の話を引き出す力が重要です。

ロールプレイング研修やフィードバックの仕組みを活用することで、実践力のある営業スキルを身につけられます。

トークスクリプトを見直す

営業トークスクリプトを見直すことも、成約率を上げる方法として見逃せません。属人的な営業スタイルでは、成果が安定しにくくなります。

効果の高い話し方や質問の順序、クロージングの切り口などを整理したトークスクリプトを作成すれば、未経験者でも高いパフォーマンスを発揮できるようになります。

定期的に成果データをもとに改善し、顧客の反応や変化に合わせて最適化していくことが必要です。

営業チーム内の連携を見直す

営業チーム内の連携を見直すことも、営業成約率を上げる方法の一つです。情報共有や支援体制が不十分な場合、商談チャンスを逃すリスクが高まります。

営業会議の頻度や内容を見直したり、案件情報の共有ツールを活用したりすることで、個人では気づけなかった課題や成功事例をチーム全体で活かすことが可能です。

また、マーケティング部門やカスタマーサポートとの連携も、営業活動の質を高める要素になります。

商談のキャンセル率を減らす

商談のキャンセル率を減らすことも、成約率を上げる方法として重要です。日程調整や商談前の確認連絡が不十分だと、当日キャンセルやドタキャンが発生しやすくなります。
見込み度の高い顧客にリマインドメールを送る、日程候補を複数提示する、事前に議題や目的を共有するなどの工夫により、商談実施率を向上できます。
アポイント取得後のプロセスを強化することで、確実に商談機会を活かせるようになります。

顧客のニーズ別に商談担当者を割り当てる

顧客のニーズや業種に応じて適切な商談担当者を割り当てることも、成約率を上げる方法として効果的です。専門知識や対応経験がある担当者が対応することで、顧客の信頼を得やすくなります。

営業チーム内でスキルや得意領域を可視化し、案件ごとに最適な人材をアサインする体制を整えることが重要です。

特にBtoC領域では、顧客心理に配慮したマッチングが成否を分ける要因になります。

成約率を向上させる営業テクニック6選

成約率を向上させるためには、営業トークやヒアリングの技術だけでなく、顧客心理に基づいた営業テクニックの活用が効果的です。特に、信頼関係の構築や共感を得るための会話技法は、営業パーソンの成果に直結します。

ここからは、営業現場で実践しやすく、成果につながりやすいテクニックを6つ厳選し、それぞれの目的やメリット、活用のタイミングについて整理していきます。

目的

メリット

活用タイミング

ペーシング

顧客との信頼関係を築く

心理的な安心感を与えやすい

商談の導入や初回面談時

傾聴

顧客ニーズを深掘りする

潜在的な課題を把握しやすい

ヒアリング全般

ミラーリング

無意識の親近感を得る

相手の緊張をほぐしやすくなる

面談の開始直後

サマライジング

話の要点を整理する

顧客の理解と納得を促進する

ヒアリングや提案の合間

オープンクエスチョン

顧客の本音を引き出す

多様な情報を得ることができる

要望や背景を聞き出す際

ストーリーテリング

提案に説得力を持たせる

共感と印象に残る提案が可能

商品紹介やクロージング時

ペーシング

ペーシングとは、顧客の話し方や姿勢、表情、感情のトーンに合わせることで、心理的な安心感を与える営業テクニックです。相手のペースに意図的に同調することで「この人は自分と合う」と無意識に感じさせることができ、信頼構築のスピードが高まります。

営業活動では、初対面や緊張感のある場面で特に有効です。会話のテンポや語尾のトーンなどもさりげなく合わせることで、顧客は心を開きやすくなり、商談の質が向上します。

傾聴

傾聴は、営業において最も基本かつ重要なスキルの一つです。顧客の話をさえぎらずにしっかり聞き、相づちや表情で関心を示すことで、安心して話せる環境を作り出せます。

また、相手の言葉をくり返したり、要約して確認したりすることで、相手に「理解されている」と感じさせることができます。これにより、顧客のニーズや課題が深く明らかになり、提案の精度が向上して成約率が高まります。

ミラーリング

ミラーリングとは、顧客のしぐさや姿勢、話し方を自然にまねることで、相手に無意識の親近感を持たせる心理テクニックです。

たとえば、顧客が頷けば自分も軽く頷く、顧客が腕を組んでいれば同様の姿勢を取るなど、相手に合わせた反応を行うことで「この人は自分に近い」と感じさせられます。

商談開始直後の緊張をほぐしたい場面や、相手との距離感を縮めたい場面で特に効果を発揮します。

サマライジング

サマライジングは、顧客の話を要約して繰り返すことで、理解の確認と信頼感の醸成を図る営業テクニックです。

たとえば「つまり〇〇ということですね」と顧客の言葉を整理して返すことで、話をきちんと理解していることを示すことができます。

この技術により、顧客の発言が営業担当者の中で正確に解釈されているかを双方で確認できるため、誤解や提案ミスのリスクも軽減できます。

オープンクエスチョン

オープンクエスチョンとは、「はい・いいえ」で答えられない自由回答形式の質問を用いて、顧客の本音や背景情報を引き出す質問技法です。

「現在どんな課題がありますか?」「理想的なゴールは何ですか?」などの質問を通して、顧客の潜在ニーズを深掘りすることができます。

クローズドクエスチョンと組み合わせることで、聞き出す情報の質と量が高まり、より的確な提案に結びつけやすくなります。

ストーリーテリング

ストーリーテリングとは、商品やサービスの価値を物語形式で伝える営業テクニックです。単なる機能説明よりも、顧客にとって共感しやすく、印象に残りやすくなります。

たとえば「ある顧客が導入後に売上が20%アップした」という実例を交えながら話すことで、提案の説得力が増します。

数値やメリットだけでなく、背景や感情も交えて伝えることで、商談の成約率を効果的に高められます。

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成約率が低い時に見直すべきポイント

成約率が低い時に見直すべきポイント

成約率が思うように伸びないと感じた際には、個別の案件よりも営業プロセス全体に目を向けることが重要です。特に、対応スピードやターゲティングの精度、商談内容の質など、複数の要素が複雑に影響しています。以下に代表的な見直しポイントを5つ挙げ、それぞれを解説していきます。

  • 顧客への返答・対応が遅くないか

  • 受注確度の低い顧客と商談していないか

  • 営業担当者のトークに問題がないか

  • ターゲティングが間違っていないか

  • 提案資料の質が低くないか

顧客への返答・対応が遅くないか

顧客からの問い合わせや質問に対する返答が遅れていると、信頼関係の構築に支障をきたし、成約率にも悪影響を与えます。特に、他社と比較検討されている段階では、対応スピードがそのまま企業の誠実さや体制の整備度として評価されやすくなります。

また、返信の遅れは顧客の温度感を下げ、機会損失につながるリスクもあります。迅速で丁寧な対応を徹底することで、顧客満足度が高まり、結果として成約率の改善が期待できます。

受注確度の低い顧客と商談していないか

成約の可能性が低い顧客ばかりと商談を重ねていては、リソースの無駄遣いにつながり、成約率も下がります。決裁権のない担当者や明確なニーズを持たない顧客との商談が多い場合、進捗の見込みが立たず、成果に結びつきません。

営業活動を見直す際には、受注確度を予測するためのスコアリング基準を設け、優先度の高いリードに注力することが大切です。リソースの最適配分により、より効率的な営業活動が可能になります。

営業担当者のトークに問題がないか

営業担当者のトークスキルが未熟な場合、顧客の興味を引き出せなかったり、提案の魅力を十分に伝えられなかったりすることがあります。話し方や言葉遣い、話の構成など、基本的な部分に課題があると、相手に不安を与えやすくなります。

定期的なロールプレイや先輩社員によるフィードバックを通じて、商談スキルを高めていくことが重要です。また、成約率の高い営業担当者の会話を録音・共有し、ナレッジ化することも効果的な手段です。

ターゲティングが間違っていないか

そもそもアプローチしているターゲットが自社サービスの提供価値とマッチしていない場合、いくら営業活動を繰り返しても成約には至りにくくなります。

市場や顧客のニーズが変化しているにもかかわらず、従来のターゲティングを続けているケースも少なくありません。

自社の強みを正しく伝えられるターゲット層を定義し直し、ペルソナ設計やセグメントごとの訴求方法を見直すことで、無駄な商談を減らし、成約率の向上につながります。

提案資料の質が低くないか

営業活動において、提案資料のクオリティは成約率に直結する重要な要素です。見た目が雑だったり、顧客の課題に対する解決策が曖昧だったりすると、信頼性や提案の説得力が損なわれてしまいます。
提案書は、顧客の状況に合わせてカスタマイズされていることが理想です。テンプレートの使い回しのみに頼らず、具体的な成果事例や数値データを交えることで、顧客に「自社に最適な提案」と感じさせることができ、成約率の改善につながります。

【業界別】営業の成約率の平均値

HubSpotが2024年に公開した調査レポートでは、世界中の営業担当者1,000名以上を対象に、成約率についてアンケート調査を実施しました。

その結果、全業界の平均成約率は20%という数値が示されています。これは、商談を開始したうちの5件に1件が受注に至っているという目安になります。

業界別では、下記の通りと報告されています。

バイオテクノロジー業界

15%

ソフトウェア業界

22%

金融業界

19%

業界別では、商材の価格帯や営業プロセスの複雑さにより差が見られます。業界ごとの相場を把握することで、自社の営業成約率が高いのか低いのか、適切に判断するためのベンチマークとして活用できます。

参考:hubspot「How Close Rates are Shifting in 2024

成約率を上げる方法についてよくある質問

営業成約率を上げたいと考える担当者からは、「コツや具体的な行動」「営業が得意な人の特徴」「クロージングの改善方法」「営業マナーの基本」などに関する質問が多く寄せられます。ここでは、成約率向上に直結する代表的な質問とその答えをわかりやすく解説します。

成約率を上げるコツは?

成約率を上げるには、まず見込み客の課題を正確に把握し、その解決策として自社商品・サービスを提案することが重要です。さらに、適切なタイミングでフォローを行う、競合との差別化ポイントを明確に伝えるなど、商談の質を高める工夫が求められます。

営業がすごい人の特徴は?

営業成績が優れている人の特徴として、ヒアリング力と提案力のバランスが取れている点が挙げられます。相手の話を丁寧に聞きながら、相手に合わせた提案ができる柔軟性があることが共通点です。加えて、継続的な改善と数字への意識も高い傾向にあります。

クロージング力を高める方法はありますか?

クロージング力を高めるには、最初のヒアリングから一貫した課題解決の流れを意識し、商談終盤では選択肢を提示して決断を促す手法が効果的です。相手が納得して「Yes」と言いやすい環境を整えるために、事前準備と論理的な構成も重要になります。

営業基本マナーの3大ポイントは?

営業における基本マナーとして特に重要なのは、「時間厳守」「誠実な態度」「相手に合わせた言葉遣い」の3点です。これらは信頼関係の構築に直結し、成約率にも影響します。好印象を与える行動を徹底することで、ビジネスの可能性が広がります。

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この記事をかいた人

八並 嶺一

エンタープライズセールスの専門家。株式会社エージェントにて、大手企業との取引量を増やし、事業拡大を牽引。その実績を背景にCHRO、COOを歴任し、組織・事業の両面から経営をリード。2020年の株式上場を経験する。2022年、インキュベーター株式会社を創業。自身が現場と経営の両軸で培ってきた「大企業営業」の知見を再現可能な仕組みに昇華すべく、2025年にエンタープライズセールス特化型サービス「アカマネ」をリリース。アカマネを通じて属人化しがちなエンタープライズセールスを、再現性ある営業基盤へと変革する支援に取り組んでいる。

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