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組織図とは?作り方や......

組織図とは?作り方やメリットについて解説!種類と作成時におすすめのツールについても紹介

公開日:

2025/8/31

更新日:

2025/12/6

組織図とは?作り方やメリットについて解説!種類と作成時におすすめのツールについても紹介

会社の規模が拡大すると、部門ごとの役割や役職の関係性が複雑になり、誰がどの業務を担当しているのか把握しづらくなります。

こうした課題を可視化し、組織運営をスムーズにするために役立つのが「組織図」です。組織図を整備することで、社内の指揮命令系統を明確にし、業務の効率化や人材配置の最適化にもつながります。

この記事では、会社の組織図についての基本から作り方、メリット、おすすめの作成ツールまでを体系的に解説します。

アカマネ

組織図とは?

組織図とは、企業や組織の内部構造を図で示したもので、部門や部署の配置、指揮命令系統などを視覚的に表したものです。各部門や部署の役割、従業員の役職、指揮命令の流れなどを明確化し、組織全体の構造を一目で把握できるようにする目的があります。特に複数の部署やチームがある企業では、業務の重複や指示の混乱を避けるために、明確な組織図が必要です。

組織図の作成には、役職の名称や所属部署の名称、報告関係、人数構成など、さまざまな情報が反映されます。これにより、業務上の責任の所在が明確になり、新入社員や異動者に対してもスムーズな情報共有が可能となります。経営者にとっても、現状の組織体制を俯瞰して見直す際に活用できます。

組織図の種類と特徴

会社の組織図にはいくつかの種類があり、組織の規模や業務内容、経営方針に応じて適した構造を選ぶことが重要です。

代表的な組織図には「ピラミッド型(階層型)」「フラット型」「マトリックス型」の3種類があります。それぞれの組織図には明確な特徴があり、向いている組織形態や事業フェーズも異なります。

ピラミッド型は指揮系統の明確化に優れ、フラット型はコミュニケーションの自由度が高く、マトリックス型は複数の視点から人材や業務を統括できます。

特徴

向いている組織・業態

ピラミッド型

階層的で役職・指揮命令系統が明確

中~大規模企業、製造業、官公庁など

フラット型

階層を排除し、意思決定のスピードが速い

スタートアップ、クリエイティブ系企業

マトリックス型

複数部門にまたがる指揮系統、柔軟なリソース管理が可能

プロジェクト型組織、大手IT企業、多国籍企業

ピラミッド型(階層型)組織図

ピラミッド型(階層型)組織図

ピラミッド型組織図は、最も伝統的かつ広く使用されている構造です。代表取締役などのトップ層を頂点とし、その下に役員、部長、課長、一般社員などが階層的に配置されます。役職ごとの責任範囲と指揮命令系統が明確であるため、大規模な組織や部門が多数存在する企業に適しています。

この型のメリットは、管理体制が整っているため業務の分担や報告ルートが明快になり、トラブル発生時も責任の所在を追いやすい点です。一方で、下層から上層への意思決定が遅くなりやすく、柔軟性やスピード感にはやや欠けるというデメリットもあります。官公庁や製造業、大手企業で多く見られる形式です。

フラット型組織図

フラット型組織図

フラット型組織図は、階層を最小限に抑えた構造であり、上下関係を重視しないのが特徴です。マネージャー層を最小限にし、現場のメンバーが自主的に業務を進められるよう設計されています。コミュニケーションの流れが水平的であり、意思決定までのスピードが速くなるメリットがあります。

この型は、変化の激しい業界や少人数の企業に向いており、社員一人ひとりの裁量が大きくなりやすい点も特長です。ITスタートアップや広告・デザインなどのクリエイティブ分野においては、フラット型を採用することで柔軟な発想とスピードを維持できます。ただし、明確な指揮系統がないため、責任の所在が曖昧になりやすいというリスクもあります。

マトリックス型組織図

マトリックス型組織図

マトリックス型組織図は、機能別(例:営業・開発)とプロジェクト別(例:商品A・商品B)という複数の軸で管理・指揮を行う構造です。たとえば、ある社員が「営業部」に所属しながら、「新商品開発プロジェクト」のメンバーとして活動するような形がこれに該当します。縦横の関係で指揮系統が交差するため、リソースの柔軟な配置や複数視点での管理が可能です。

この型は、多様な業務を同時並行で進める必要がある企業に最適です。特に、グローバル企業や複数のプロジェクトを抱えるIT企業などにおいては、マトリックス型を導入することで競争力を高められます。ただし、上司が複数になる場合もあるため、指示の食い違いや調整コストが課題となることがあります。

組織図の作り方

組織図を作成する際には、単に役職や部署を並べるだけでは効果的とは言えません。目的や対象範囲、収集すべき情報、表現形式を明確にしたうえで、誰が見ても分かりやすい構成とデザインで作成することが重要です。

以下に、組織図作成の具体的なステップを解説します。

  • 目的を明確にする

  • 対象範囲を決める

  • 必要な情報を収集する

  • 形式を決める

  • 組織図を作成する

  • デザイン・レイアウトを調整する

目的を明確にする

組織図を作成する最初のステップは、なぜその組織図が必要なのかという目的を明確にすることです。社内の指揮命令系統を整理したい場合や、株主や取引先に会社の組織体制を説明したい場合、社員間の業務理解を深めたい場合など、用途によって必要な情報やデザインも変わります。

目的が曖昧なまま組織図を作ると、情報の過不足が生じたり、社内での活用が進まなかったりするリスクがあります。そのため、まずは活用シーンを整理し、組織図の完成形に対する明確なゴールを設定することが重要です。

対象範囲を決める

次に、組織図に含める対象範囲を決める必要があります。全社的な組織図を作成するのか、一部の部署やチームに限定するのかによって、情報の深さや構成が大きく異なります。特に大規模な会社の場合は、部署ごとに個別の組織図を用意し、全体図と部門図を使い分けることが効果的です。

また、常勤役員や契約社員、アルバイトなどを含めるかどうかも事前にルールを定めると、情報の統一感が保たれます。業務上の実態を反映しつつ、閲覧者にとって過不足のない構成にすることが求められます。

必要な情報を収集する

対象範囲が決まったら、各部署や従業員の情報を正確に収集する段階に進みます。役職名、氏名、所属部署、担当業務、指揮系統などをリストアップします。加えて、役職の上下関係や業務上の関連性も整理することが重要です。

情報の正確性を担保するためには、人事部門や経営層との連携が不可欠です。また、既存の人事システムや業務フロー図を活用すれば、収集の効率が向上します。収集段階でミスがあると、最終的な組織図の信頼性に大きく影響を与えるため、丁寧な確認作業も必要です。

形式を決める

組織図をどのような形式で表現するかを決めることも重要なステップです。階層型のピラミッド形式、部門ごとの横並び形式、あるいは役職やチーム単位で色分けした図など、視認性を考慮した形式の選定が求められます。

また、利用目的によっては紙媒体とデジタル形式の両方を用意するケースもあります。経営層向けには全体像を俯瞰できる詳細な図、社内広報用には見やすさを重視した簡易版など、用途に応じた形式のバリエーションを検討することが理想です。

組織図を作成する

収集した情報と決定した形式に基づき、実際に組織図を作成します。ExcelやPowerPointなどのofficeソフトや、専用のツールを使用すれば、図形やテキストボックスを使って階層構造を整理できます。最近では、人材管理システムやグラフィックツール(例:Canva)を活用する企業も増えています。

この段階では、役職と氏名の配置をわかりやすく整理し、上下関係が一目で分かるように線や矢印を用いて構成します。情報が詰め込みすぎにならないように注意し、バランスよく配置することがポイントです。

デザイン・レイアウトを調整する

組織図は見やすさが命であるため、デザインやレイアウトの最終調整が欠かせません。文字の大きさ、フォント、図形の色合い、矢印の太さや向きなど、細部まで丁寧に整えることで、読み手の理解を深めることができます。

また、役職の階層ごとに色を変えたり、部署ごとに枠線を設けたりすることで、視覚的な分類が容易になります。スマートフォンやタブレットでの閲覧も考慮して、縦横比や余白にも配慮した設計が求められます。将来的な変更や拡張にも対応できるよう、柔軟性のあるレイアウトに仕上げることが理想です。

組織図の作成に役立つおすすめツール

組織図の作成には、専用のデザインソフトがなくても、身近なツールを活用することで十分に対応できます。用途や社内環境に応じて適切なツールを選ぶことで、効率的かつ視認性の高い組織図が作成可能です。

代表的なツールには「Microsoft Office」「Googleスプレッドシート」「人材管理システム」「Canva」などがあります。操作性やコスト、カスタマイズ性などに違いがあるため、目的や作成頻度に応じて選択することが大切です。

特徴

向いているケース

Microsoft Office

PowerPointやExcelで手軽に図解でき、普及率が高い

社内共通ツールとして使用している企業

Googleスプレッドシート

複数人での同時編集が可能で、クラウド上で管理できる

リモートワークやクラウドベースの業務が中心の企業

人材管理システム

従業員情報と連携してリアルタイムで組織図を反映可能

中〜大規模企業、人事部門の業務効率化を図る企業

Canva

デザインテンプレートが豊富で、ビジュアル性に優れる

社外向け資料や採用パンフレットに使用する企業

Microsoft Office

Microsoft OfficeのPowerPointExcelは、組織図作成において最も広く使われているツールの一つです。PowerPointには「SmartArt」機能があり、テンプレートを選ぶだけで簡単に階層型の組織図を作成できます。また、Excelでも図形やテキストボックスを使って自由度の高いカスタマイズが可能です。

すでに社内に導入されているケースが多く、操作に慣れている従業員が多いため、導入コストが不要である点が大きなメリットです。紙への印刷やPDF出力も容易なため、社内外の配布資料としても活用できます。ただし、複数人での同時編集や履歴管理には不向きな面もあります。

Googleスプレッドシート

Googleスプレッドシートは、クラウドベースで共同編集が可能な点が大きな特徴です。図形機能や図解用のアドオンを活用することで、階層的な組織図を構築できます。変更内容はリアルタイムで反映され、権限管理を活用すれば、関係者以外への情報漏えいも防げます。

特にリモートワークや複数拠点での業務が多い企業にとって、情報の共有や更新が容易であることは大きなメリットです。また、Googleアカウントを持つユーザーであれば追加費用なしで利用できるため、コスト面でも優れています。ただし、細かいデザイン調整にはやや制約があります。

人材管理システム

人材管理システム(例:SmartHRカオナビなど)は、従業員の所属部署や役職、雇用形態などの人事情報と連携し、自動的に組織図を生成できる機能を備えています。人事異動や新入社員の追加が発生した際にも、システム上で変更すれば即時に組織図へ反映されるため、常に最新の状態を保つことができます。

このツールは、従業員数が多く、組織変更の頻度が高い中〜大規模な企業にとって非常に効果的です。人事部門の作業負担を軽減できるうえに、履歴の保存や変更点のトラッキングも容易に行えます。一方で、導入には一定のコストとシステム構築の手間が発生します。

Canvaでデザインして作成する

Canvaはオンラインで使えるデザインツールで、テンプレートや図形パーツが豊富に用意されています。ドラッグ&ドロップ操作で直感的に組織図を作成でき、フォントや色、アイコンなども自由にカスタマイズ可能です。プレゼン資料や採用パンフレット、会社案内など、社外向けのビジュアル資料に最適です。

特にデザイン性が重視される広報資料や、ブランドイメージを損なわずに視覚的に訴求したい場面に向いています。無料プランでも基本的な機能は利用可能ですが、より高度なテンプレートやブランド管理機能を使用するには有料プランの契約が必要です。

アカマネ

組織図を作成するメリット

会社において組織図を作成することは、単なる情報整理ではなく、内部統制や社外への信頼構築、リソース管理など、さまざまな面で大きなメリットがあります。視覚的に会社の構造を把握できるため、経営判断や社員教育にも活用可能です。

ここでは、組織図を作成するメリットを4つ紹介します。

  • 外部に会社の健全性をアピールできる

  • 社員同士の理解を深めることができる

  • 指揮系統を明確化できる

  • 人材の配置と社内リソースのバランスを最適化できる

外部に会社の健全性をアピールできる

組織図を整備し公開することで、会社の経営構造や責任分担が明確になります。これにより、取引先や金融機関、投資家などの外部関係者は、会社の意思決定の流れや業務の担当範囲を理解しやすくなります。

特に新規取引の開始や融資・資金調達の際には、明確な組織体制がリスク管理やガバナンスがしっかりしている証拠として評価されるため、企業の信頼性向上に大きく寄与します。

そのため、組織図は単なる社内の管理資料にとどまらず、外部に対して健全な経営基盤を示す重要なものとなります。

社員同士の理解を深めることができる

組織図を社内に共有することで、社員同士がそれぞれの役職や部署の役割、所属メンバーを正確に把握しやすくなります。新入社員や異動直後の社員にとっても、業務上の関係者をすぐに特定できるため、スムーズな連携が可能になります。

また、縦の関係だけでなく、横のつながりやプロジェクト単位の関係性も明示されていると、チーム間の連携強化にもつながります。組織構造を「見える化」することで、コミュニケーションの活性化や、心理的な距離の縮小といった効果も期待できます。

指揮系統を明確化できる

組織図を作成する最大の意義の一つは、誰がどの業務やメンバーに対して責任を持っているかという「指揮命令系統」を明らかにできる点です。これにより、業務上の判断や指示が属人的にならず、組織的に整合性のある意思決定が行えるようになります。

特に、組織が拡大し、部門やプロジェクトが増加する中で、業務フローの混乱や「誰に報告すべきか分からない」といった問題を回避できます。責任の所在が明確になることで、業務効率やリスク管理の向上にもつながります。

人材の配置と社内リソースのバランスを最適化できる

組織図を視覚的に整理することにより、部署ごとの人員配置や役職の偏りを客観的に把握しやすくなります。特定の部署に対して人員が過剰であったり、役職が集中していたりする場合、リソースの見直しや人材再配置を行う判断材料になります。

また、成長部門への人材シフトや、新規事業へのアサイン計画にも役立つため、中長期的な人事戦略の立案にも貢献します。組織全体を俯瞰することで、過不足のない適切な体制づくりが可能となり、会社全体の生産性向上にもつながります。

組織図を上手く作成するためのコツ

組織図は一度作成して終わりではなく、会社の変化に合わせて継続的に見直すことが重要です。定期的な更新や、将来の変更を見越した余裕のあるレイアウト設計が、長期的に使いやすい組織図を作るコツです。

定期的に更新する

組織図は会社の人員異動や部署改編、事業拡大などに応じて変化します。古い情報のまま放置すると、社員間の混乱や誤解を招きやすくなり、業務効率の低下につながります。

そのため、組織図は最低でも半年から1年に一度は見直し、最新の状態に更新することが望ましいです。定期的な更新により、新入社員の理解促進や、組織変更に伴う適切な情報共有が円滑に行えます。

柔軟に変更できるようにレイアウトに余裕を作る

組織図を作成する際は、将来的な変更を見越してレイアウトに余裕を持たせることが重要です。部署の増設や役職の追加に対応できるよう、スペースを広めに設けると良いでしょう。余裕のないレイアウトは、変更時に全体の再設計が必要となり、手間と時間がかかります。

さらに、柔軟な構造を意識することで、組織図をよりスムーズに更新でき、社内の情報共有が円滑になります。

会社の組織図についてよくある質問

ここでは、組織図の意味や作成の義務、機構図との違い、さらには組織内の順番について基本的なポイントを解説します。これらを理解することで、適切な組織図作成に役立ててください。

会社組織図とは何ですか?

会社組織図とは、企業内の部署や役職、メンバー同士の関係性や指揮命令系統を視覚的に表した図のことです。組織図によって、誰がどの役割を担い、どのような階層構造になっているかが一目で理解できます。

組織図は義務ですか?

組織図の作成自体は法律で義務付けられているわけではありません。ただし、労働安全衛生法や金融機関との取引など特定の場面で、組織図の提出や管理が求められることがあります。多くの企業が内部統制や情報共有のために作成しています。

組織図と機構図の違いは何ですか?

組織図は主に会社内の人員構成や指揮系統を示すのに対し、機構図は業務や機能の配置、作業の流れを表す図です。つまり、組織図は「人」の関係性、機構図は「業務」の関係性にフォーカスしています。

会社組織の順番は?

会社組織の順番は一般的に、トップの経営層から順に部長、課長、主任、担当者と階層的に並びます。役職ごとに権限や責任が異なり、指揮命令系統が明確になるよう配置されています。組織図ではこの順番が上から下へと示されるのが一般的です。

アカマネ

この記事をかいた人

八並 嶺一

エンタープライズセールスの専門家。株式会社エージェントにて、大手企業との取引量を増やし、事業拡大を牽引。その実績を背景にCHRO、COOを歴任し、組織・事業の両面から経営をリード。2020年の株式上場を経験する。2022年、インキュベーター株式会社を創業。自身が現場と経営の両軸で培ってきた「大企業営業」の知見を再現可能な仕組みに昇華すべく、2025年にエンタープライズセールス特化型サービス「アカマネ」をリリース。アカマネを通じて属人化しがちなエンタープライズセールスを、再現性ある営業基盤へと変革する支援に取り組んでいる。

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